助産師が直接お答えします
【実例紹介】産後ケア:ママの休息と育児相談(栃木県・茨城県)

サニー助産院の産後ケアサービスをご利用いただきましたので、実例をご紹介いたします。
今回の産後ママのご相談・お悩みは、次の2つです。

①頻回授乳で休む暇がない。休息を取りたい。
②育児相談をしたい
※赤ちゃんの月齢は6ヶ月です。
産後ケアでは、ママに休息(睡眠など)をとっていただき、その間に助産師が赤ちゃんのお世話をします。お昼ご飯や沐浴も済ませますので、しっかり休んでいただければと思います。
産後ケアでは、助産師に質問し放題です。育児相談や不安なことがあれば、なんでも聞いてください。
相談内容
①搾乳して哺乳瓶で飲ませたい
具体的な相談は次のとおりです。
- 頻回授乳(母乳の回数が多い)のため休息がとれない。
- 母乳が良いので、搾乳による哺乳瓶で飲ませたい。
- 搾乳の量が減ってきた気がする。今までみたいに母乳が出なくなってきた。
赤ちゃんの月齢が6ヶ月を過ぎているので、搾乳の量が減ってきているのは自然です。搾乳の場合は、直接授乳に比べて母乳が出づらいものです。
また搾乳を増やして授乳回数を減らすことは、難しい場合があります。
さらに、離乳食がはじまって離乳食の生活になれてくると、授乳回数は減っていきます。
それなので、哺乳瓶(搾乳による)で飲ませることに慣れさせなくても良いかもしれません。
②離乳食がはじまって、栄養バランスが気になる
離乳食だけでは栄養のバランスが不安で、ミルクを一緒に飲ませたいとのことでした。
規定量の離乳食をあげていれば、問題ありません。ただ、それでも不安になることはあると思います。
どうしても気になるようでしたら、哺乳瓶でミルクをあげるのではなく、離乳食に粉ミルクを振りかける方法もあります。
③夜泣きがなくなる方法を知りたい?
夜泣きの原因は、お腹が空いたことや赤ちゃんが元気(体力が余っている)なことがあります。
対策は2つです。
- お腹が満たされている状態にする
- しっかり遊んで体力を使う
日中に、授乳や離乳食をしっかりあげてください。夜中にお腹が空かないようにしてあげることが大切です。
また、できるだけ日中は遊ばせるようにしてあげてください。
すぐに変えることは難しいので、毎日少しずつ遊ぶ時間を長くしていくと良いでしょう。
今後について
1週間おきにサニー助産院の産後ケアをご利用いただくことになりました。
目的は、次の2つです。
- ママ:育児指導の内容をトライする
- サニー助産院:1週間ごとの変化を見る、ママのご相談と解決法の提案
毎週、ママと赤ちゃんの変化を見ながら、その時々に必要なアドバイスをご提案します。
サポート内容(実例)
今回の産後ケアのご利用時間は、7時間でした。
ケア日の当日までに、事前確認を取ります。
事前確認では、産後ケアのご飯のためにアレルギーの有無、好き嫌い、食事に求めるもの(食べたいものや栄養価など)を確認します。
このほか、ご希望される産後ケアの内容や育児で気になっていることなどもあわせてお伺いします。
※今回の連絡方法はLINEでした。メールやTELでも確認ももちろん可能です。
今回の産後ケアの内容は次のとおりです。
ご希望されるケア内容、当日のスケジュール、赤ちゃんの普段の様子などの確認をおこないます。
午前中は、育児相談と赤ちゃんと遊びたいとのことでした。
育児相談をしながら、赤ちゃんと遊んで過ごしました。
授乳のタイミングだったので、授乳しました。
そのあとに母乳量を測定。
赤ちゃんが寝そうになったので、赤ちゃんをお預かりしてママは休息となりました。
赤ちゃんは別室でお預かりしています。
その間に、ママには睡眠を取ったり、趣味の時間に使ったりと自由にお過ごしいただけます。
赤ちゃんをお預かりしている間は、「睡眠時呼吸チェックリスト」に記録をしています。


産後ケアサービスには、食事のご提供が含まれています。
事前にお伺いしている情報をもとに、食事をご提供します。今回ご提供したメニューをご紹介します。




【産後ケアご飯 メニュー】
- もち麦ご飯
- 鶏肉と山芋とキノコのホイル蒸し(薬膳)
- 和風大根サラダ
- 人参とツナのシリシリ(薬膳)
- ひじきの煮物
- もやしのナムル
- 甘酒トマト
- 麻婆白菜
- 鮭ポテトのコンソメバター炒め
- 長芋とエビの袋煮
- 最強チキンスープ(薬膳)
- 筑前煮
授乳を終えた後、再度ママの休息時間です。
その間は、赤ちゃんをお預かりしています。
ママが休息を取る部屋には、ベッド・マッサージチェア・フリードリンクをご用意しています。


赤ちゃんの沐浴(もくよく)をしました。(ママはこの間は別室で休息中です)
サニー助産院の体重測定は、医療用の体重測定器(体重計)を使います。
たとえばミルクと母乳の混合栄養で子育てされる際はミルク量の調整にも役立ちますので、ぜひご利用ください。


沐浴指導も可能です。
もしも沐浴に不安があったり、正しい方法を知りたいという場合は、お気軽にご相談ください。
ママに沐浴をしていただく隣でアドバイスしたり、助産師が沐浴している様子を隣で見ていただきます。
授乳を終えた後、再度ママの休息時間です。
その間は、赤ちゃんをお預かりしています。
サニー助産院ではおやつも提供しています。


【産後ケアデザート】
- 甘麹と米粉のチーズケーキ
- 新鮮りんごヨーグルト
なぜサニー助産院を選んだのか?
ご自宅から近かったためです。
多くの助産院の中から、サニー助産院を選んでいただきましてありがとうございました。
ほかの産後ケアの実例紹介
産後ケアの実例をご紹介します。
産後ケアでできること
産後ケアでできることは、おもに次のサポートです。
- 産後のママが休息を取ること
- 赤ちゃんのお預かり、お食事提供、睡眠サポートなど
- 育児相談
- 体重測定、オムツのかえ方、寝かしつけなど
- 授乳ケア
- 母乳の飲ませ方、乳房マッサージ、ミルク量の調節など
- 沐浴(もくよく)
- 沐浴実施、沐浴指導など
産後ケアをおこなう場所は、サニー助産院かご利用者様のご自宅のどちらかです。
サニー助産院で産後ケアを受ける場合は、日帰り型といいます。ご依頼者様のご自宅でケアを受ける場合は訪問型といいます。
訪問の場合はエリアが限られています。訪問エリアは次のとおりです。
栃木県
小山市、栃木市、宇都宮市、足利市、佐野市、鹿沼市、
下野市、上三川町(河内郡)、壬生町(下都賀郡)、野木町(下都賀郡)、その他栃木県地域
茨城県
結城市、筑西市、桜川市、下妻市、古河市、境町、五霞町、八千代町、その他茨城県地域
埼玉県
幸手市、加須市、久喜市、杉戸町、宮代町、春日部市、その他埼玉県地域
※ケアメニューの内容によって異なります
※場所によっては交通費が別途発生いたします。
産後ケアの内容は、日帰り型と訪問型で少し変わります。


産後ケアのご利用方法
産後ケアのご利用には、各自治体(市役所や町役場のこと)の補助金・助成金が使えます。
補助金・助成金を使えば、無料から1,000円程度で産後ケアが利用できます。
産後ケアをご利用の場合は、まずは各自治体(市役所や町役場)にご相談ください。
各自治体が産後ケア(産後ケア事業といいます)の窓口がありますので、利用申請をして、承認された後にご利用いただけます。(産後ケアの利用には審査があります)
詳細は、各自治体の公式ホームページをご覧ください。


産後ケアをご検討のみなさまへ
産後ケアをご利用いただくママから、「赤ちゃんとこんなに長い時間離れるのは初めてです」というお声をよくいただきます。
出産後、赤ちゃんとずっと一緒にいる毎日。その気持ちはとてもよくわかります。
お預かりする際に泣いてしまう赤ちゃんもいますが、それは赤ちゃんにとって新しい刺激のひとつ。
少しずつ人に慣れ、環境に適応していくことも大切な成長のステップです。
サニー助産院は、赤ちゃんとママのどちらも安心できる環境を整えながら、サポートさせていただきます。どうか、ご自身のケアを後回しにせず、安心してご利用ください。
「睡眠を取りたい」「栄養のある食事が摂りたい」「誰かに相談したい」「一人の時間が欲しい」など感じている方は、まずはご相談ください。
産後のママのご希望にあわせてサポートいたします。
助産師が直接お答えします