
【事例】乳房の張りに左右差。両方バランス良くしたい。(助産師が解説)

今回の母乳外来のご利用者様のお悩みは、「乳房の張り」です。
実際にサニー助産院がおこなった母乳ケア内容をご紹介します。
目次
ケア内容
問診・状況確認
ご利用者様情報
- 年齢:30代
- 赤ちゃんの月齢:約2週間
- ケアの場所:ご自宅
今回のご依頼者様のお悩みは、乳房の張りに左右差があること。
張りを減らして、両方バランス良くしたいというご相談した。
乳房マッサージ
赤ちゃんが眠っていたため、その間にママの乳房マッサージをおこないました。
マッサージをする理由は、次の3つのチェックです。
- 母乳の分泌量(左右差の確認)
- 母乳の出方(腺の確認)
- 乳房のサイズ
この3つをチェックすることで、張りの原因を探ります。
結果は、サイズが大きい方の乳房の母乳の流れが悪いことにありました。一方で、サイズが小さい方の乳房の母乳の流れはよかったです。
日増計算とは?
日増(にちぞう)計算とは、赤ちゃんの成長具合を体重で評価することです。
日増計算でわかることは、2つです。
- 体重が標準とおりに増えているかどうかの判断
- 哺乳量(母乳やミルクの量)が足りている・多すぎるの判断
サニー助産院の体重計は医療用で、g単位で体重測定ができます。
赤ちゃんの体重と日増計算の結果を比較すれば、感覚に頼らずに母乳量やミルク量の調整ができるようになります。

赤ちゃんが起きたタイミングで、体重と母乳量を測定。
分泌量に乳房の左右差はあるものの、赤ちゃんにとって必要な量が出ていたので問題はありませんでした。
今後のセルフケアとアドバイス
乳房の左右差をなくすための方法や、張り感を落ち着かせる方法をお伝えして、今回の母乳ケアは終了です。
さいごに、サニー助産院で無料でご提供しているハーブティプレゼントしました。
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