【実例紹介】母乳相談:母乳量が合っているのか不安。おっぱいも嫌がる(栃木県・茨城県)

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こんにちは、サニー助産院院長の岡田まどかです。このところ、母乳相談(母乳外来)のお問い合わせがとても多く、みなさまが本当に困っているのだと感じています。

些細なことでもかまいませんので、まずはご相談ください。母乳の悩みは、早期解決が一番の解決策です。

さて、今回の産後ママのお悩みは、次の4つです。

ママ

①母乳量・ミルクの量が適量なのか不安。
②ミルクを飲ませすぎな気がする。体重増が気になる。
③おっぱいを嫌がることが増えてきた。そのせいで授乳時間が長くなってきた。
④夜中に1時間〜2時間おきに赤ちゃんが起きるようになってしまった。(そのとき、おっぱいやミルクをあげている)

赤ちゃんは生後1ヶ月弱です。今回は、赤ちゃんと旦那様も一緒にご来院いただきました。ありがとうございます。

目次

母乳ケアの内容

①母乳量・ミルクの量が適量なのか不安。

乳房マッサージをおこなったあと、母乳の分泌量(ぶんぴつ)を測定。

母乳量は少し少なめでしたが、大きな問題もない状況でした。ママご自身がどれくらいの母乳が出ているのかを測定できたので、今後はママのご希望に合わせてミルクの量をうまく調整して授乳していきます。

②ミルクを飲ませすぎな気がする。体重増が気になる。

まずは実際に母乳を飲んでいる様子を確認。

次に、赤ちゃんの体重測定をして、日増(にちぞう。1日の体重の増加のこと)の算出しました。

日増計算とは?

日増(にちぞう)計算とは、赤ちゃんの成長具合を体重で評価することです。

日増計算でわかることは、2つです。

  • 体重が標準とおりに増えているかどうかの判断
  • 哺乳量(母乳やミルクの量)が足りている・多すぎるの判断

サニー助産院の体重計は医療用で、g単位で体重測定ができます。

赤ちゃんの体重と日増計算の結果を比較すれば、感覚に頼らずに母乳量やミルク量の調整ができるようになります。

2つの様子の結果から今の状態がベストな体重だとわかったため、ミルクの量は増やさずに母乳量を増やしていく方針となった。

ミルクの量を増やしてしまうと、母乳を嫌がるようになるだけではなく体重増(多すぎ)になると判断しました。

③おっぱいを嫌がることが増えてきた。そのせいで授乳時間が長くなってきた。

赤ちゃんがママのおっぱいを吸うところを観察したところ、比較的うまく吸えていることが確認できました。

母乳量を増やすために、2つのことをおこないます。

1つ目は、乳房マッサージです。乳房を刺激して、母乳の分泌(ぶんぴつ)をよくすることが目的です。

2つ目は、日中の母乳の回数を増やす。母乳をあげる回数を増やすことで、赤ちゃん自身が母乳が飲めることを理解してもらうのが目的です。

母乳が出ない(あげない)と、赤ちゃんはおっぱいからは母乳が出ないと理解してしまい、ますます飲まなくなってしまいます。

母乳をあげる回数を意図的に増やすことで、赤ちゃんが母乳を吸う→ママの頭(ホルモン)が母乳を分泌しないといけないと指令を出す→母乳が出る(増える)→赤ちゃんが母乳が出ることを理解する→ママの頭(ホルモン)が母乳の分泌量をもっと増やす、このサイクルが回りはじめます。

④夜中、2時間おきに赤ちゃんが起きてしまい眠れない

日中は母乳による授乳回数を増やして、ミルクは極力あげないようにすることにしました。

その代わり夜に赤ちゃんが起きたときは、通常よりミルクの量を多めにあげることにします。いつもよりお腹がいっぱいになるので、夜中に何度も起きてしまうのを防ぐことを期待します。

今回の来院で母乳量を測定できたので、どれくらいミルクを増べきなのかをお伝えすることができました。母乳量測定をすれば、自分がどれくらいの母乳が出るのかが数字でわかるので、ミルクの量を調整しやすくなります。

④母乳育児専用ハーブティー

今回の産後ママにも母乳育児専用ハーブティーを召し上がっていただきました。

サニー助産院では、産後のママに休んでいただけるように、ハーブティーやデカフェなどの飲み物を多数ご用意しています。(飲み放題、無料)

カフェのような空間をご提供できるように努めています。

ママのご主人にも母乳育児専用ハーブティーを召し上がっていただきましたが、お好みではないようです。(私の夫も好きではないようです)

一緒にご来院いただいたご主人様にも、デカフェ(たんぽぽコーヒー)や通常のコーヒーもご用意していますので、ご安心ください。

母乳相談(母乳外来)の費用と訪問エリア

母乳相談(母乳外来)の費用

今回の母乳相談(母乳外来)の費用です。

  • 初診料:5,000円(訪問の場合は6,000円)
  • 交通費:訪問エリアによって、交通費が発生します。

お支払い方法は、当日お支払い(現金やクレジットカード、QRコード決済等)となります。金額は全て税込みです。

母乳相談(母乳外来)の訪問エリア

サニー助産院の母乳相談(母乳外来)は、ご来院と訪問の両方が可能です。

訪問エリアは、栃木県・茨城県・埼玉県です。

栃木県
小山市、栃木市、宇都宮市、足利市、佐野市、鹿沼市、
下野市、上三川町(河内郡)、壬生町(下都賀郡)、野木町(下都賀郡)、その他栃木県地域

茨城県
結城市、筑西市、桜川市、下妻市、古河市、境町、五霞町、八千代町、その他茨城県地域

埼玉県
幸手市、加須市、久喜市、杉戸町、宮代町、春日部市、その他埼玉県地域

※ケアメニューの内容によって異なります

サニー助産院のケアメニューを確認

サニー助産院にご依頼いただいた理由

WEB検索でサニー助産院を見つけていただきました。本当にありがとうございます。

母乳ケアや産後ケア、産後ドゥーラのご相談やご依頼が増えてきて、とても嬉しく感じます。皆さま誠にありがとうございます。

サニー助産院の診療時間(ケアご提供時間)は、次のとおりです。

ケア内容時間(1回)
産後ケア日帰り型9:00〜16:00
(7時間)
産後ケア訪問型8:00〜17:00
(2時間程度)
産後ドゥーラ8:00〜20:00
(2時間〜)
母乳相談8:00〜20:00
(1時間)
沐浴・沐浴指導サービス8:00〜20:00
(1時間)
妊婦中の産後プランニング8:00〜20:00
(1時間)

ご利用可能な曜日は、月・金・土・日・祝日となります。
お問い合わせやご相談は、曜日に関わらずご連絡ください。

お電話やLINE、メール等のご相談は、曜日に関わらずにご相談ください。できるだけ早くにお返事できるように努めます。

事例紹介

母乳相談(母乳外来)のご利用やご質問をいただいた方の事例・事例をご紹介します。

母乳相談(母乳外来)のよくあるご質問

母乳相談(母乳外来)のよくあるご質問をまとめました。

乳房ケアとは何ですか?

乳房の確認・マッサージをします。
乳汁分泌の促進や乳腺炎へのケア、卒乳に向けたお手入れなどをおこないます。

母乳が出なくなりました。どのタイミングで相談したら良いですか?

母乳が出なくなった時点でご相談ください。
ケアの時期が早ければ早いほど、改善する可能性が高くなります。

当日予約可能ですか?

空きがあれば可能です。可能な限り、緊急時の乳房ケアも対応いたします。

このほか、サニー助産院でできる産後ケアの質問集を作っています。
ぜひご覧ください。

母乳相談を依頼するタイミング

違和感を感じたらすぐに相談することをオススメいたします。

赤ちゃんの成長はとても早いです。今回のように赤ちゃんが母乳を吸わなくなり始めたら、吸わない生活に慣れてしまいます。

対処が早ければ早いほど、ご希望の結果になる可能性が高まりますので、まずはご相談していただければと思います。

私は12年間の助産師経験を経て、産後ケアや産後ドゥーラで産前産後のママをサポートしています。

サニー助産院の院長のほかに、市役所のこども家庭センター(ママの相談を受けたり母子手帳を渡したりしている)の職員としても働いています。

母乳育児や産後でお悩みのことがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

サニー助産院院長 岡田まどか
サニー助産院
院長 岡田まどか

〜資格〜
助産師/看護師/保健師/産後ドゥーラ/離乳食アドバイザー/食品衛生責任者 等

こんにちは、サニー助産院(栃木小山院)院長の岡田まどかです。

12年間の臨床助産師や母子保健コーディネーターとして、ママと赤ちゃんをサポートしてきました。

今は産後ケアや母乳ケア、産後ドゥーラでお手伝いしています。

☀️趣味:家庭菜園・旅行・食べ歩き 季節ごとに無農薬野菜を育てており、助産院のご飯にも使っています。

お気軽にご相談ください

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