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【院長助産師が解説】母乳外来はなにするところ?相談内容と受診の流れ

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「母乳外来ってなにするの?」そんな不安や疑問に、やさしくお答えします。

サニー助産院(栃木県小山市)は、助産師が個別の状態に合わせて授乳をサポート。外来はもちろん、ご自宅への訪問にも対応しています。

授乳の姿勢・赤ちゃんの飲み方・乳房の張りや痛みなど、気になることをその場で確認。

「母乳が足りているか」「ミルクは足すべきか」などの判断も、わかりやすくお伝えします。

ご予約はLINE・電話・メールでかんたん。受診後はLINEで相談し放題です。小さな違和感でも大丈夫。

一人で悩まず、安心できる育児を一緒に整えていきましょう。

著者・運営者情報
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サニー助産院
院長助産師 岡田まどか

助産師歴20年。産後ケア・産後ドゥーラ・母乳外来の専門の助産師です。
助産師・看護学校教員・市役所の母子保健コーディネーター等の経験を活かしてサポートします。
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母乳トラブルは早期解決が重要です

目次

助産院の母乳外来とは?その基本を理解しよう

母乳外来の定義と目的

母乳外来とは、母乳育児に関する相談やケアをおこなう外来(ママが助産院に行く)のことです。

授乳に関する悩みや不安を抱えるママに対して、正しい知識を届け、安心して育児を続けられるよう支援します。

院長 岡田まどか

サニー助産院は、外来も訪問(院長がママのご自宅に行く)も可能です。

母乳外来の主な目的は、母乳の分泌(ぶんぴつ)や授乳姿勢、赤ちゃんの飲み方などに関する困りごとを解決することです。

授乳は母子にとって大切な時間ですが、思うようにいかないと「自分だけができていないのでは」と感じることもあります。

そんなときに専門家のサポートを受けることで、ママの心身の負担を軽くすることができます。

さらに、サニー助産師の母乳外来は助産師(看護師免許あり)の資格保有者が担当し、専門的な知識と技術を持つスタッフがが、母親一人ひとりの状況に応じた支援を行います。

岡田まどかの保有資格
  • 助産師
  • 看護師
  • 保健師
  • 一般社団法人ドゥーラ協会認定 産後ドゥーラ
  • 一般社団法人母子栄養協会認定 離乳食アドバイザー
  • 日本助産機能評価機構アドバンス助産師
  • 新生児蘇生法「専門コース」修了認定(A認定)
  • 子宮頸がん予防コース修了認定
  • 食品衛生責任者

授乳を「無理なく」続けられるようにすること、そして母子が健やかに育児を楽しめるように導くことが、母乳外来の大きな役割です。

授乳に関する困りごとは、どんなに小さなことでも相談して良い場所です。

サポートを受けることで、母乳育児を長く続ける可能性が広がります。

母乳外来でのサポート内容

母乳外来で受けられるサポートは多岐にわたります。

まず、基本となるのが授乳方法の指導です。

正しい抱き方や赤ちゃんが飲みやすいタイミングを確認し、母乳がしっかり届くように助言します。

これにより、乳首の痛みや赤ちゃんの体重増加の不安を和らげることができます。

次に、母乳不足や乳腺炎などのトラブルが起きた場合には、原因を見極めた上で個別に対応します。

たとえば、授乳間隔の調整や乳房のケア方法などを提案し、症状の改善をサポートします。

また、母乳外来では母乳育児に関する最新の研究結果や情報も提供されます。

インターネットのサイトには載っていないような具体的なアドバイスを直接受けられるのも大きな魅力です。

母乳外来は、母子にとって強い味方となる場所であり、困ったときに安心して頼れる存在です。

母乳トラブルは早期解決が重要です

母乳外来で行われる具体的な診療内容

赤ちゃんの授乳状況の確認

母乳外来では、赤ちゃんの授乳状況を丁寧に確認します。

授乳の回数や時間を記録し、飲みすぎや少なすぎがないかを見守ることで、授乳が適切に行われているかを把握します。

さらに、ベビーの体重増加を日増計算で確認することも大切なポイントです。

定期的に体重を測ることで、母乳がしっかり栄養源になっているかどうかを判断できます。

日増計算とは?

日増(にちぞう)計算とは、赤ちゃんの成長具合を体重で評価することです。

日増計算でわかることは、2つです。

  • 体重が標準とおりに増えているかどうかの判断
  • 哺乳量(母乳やミルクの量)が足りている・多すぎるの判断

サニー助産院の体重計は医療用で、g単位で体重測定ができます。

赤ちゃんの体重と日増計算の結果を比較すれば、感覚に頼らずに母乳量やミルク量の調整ができるようになります。

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また、授乳時の姿勢や抱き方についてもチェックし、ママが快適に授乳を続けられるようにアドバイスを行います。

出産後の子育てに自信を持つきっかけになります。

乳房の健康チェック

母乳を続けていくためには、乳房の健康チェックが欠かせません。

視診や触診で乳房の状態をチェックし、しこりや乳頭の傷がないかを確認します。

特に、おっぱいの詰まりや乳腺炎の兆候がある場合には、適切なケア方法を提案します。

必要に応じて搾乳のやり方を指導し、母乳の流れを整えてトラブルを防ぎます。

母体の健康を守りながら赤ちゃんに安心して母乳を届けられるようになります。

母乳トラブルは早期解決が重要です

母乳マッサージ(乳房マッサージ)

授乳中のママに多い悩みが、乳房の張りや「おっぱいが痛い」「母乳が出すぎてつらい」といったトラブルです。

放置すると乳腺炎などにつながることもあるため、早めの対応が大切です。

母乳マッサージは、乳房をやさしく刺激して母乳の流れを整えるケアです。しこりや詰まりを和らげるだけでなく、必要に応じて分泌を調整し、授乳を無理なく続けられるようサポートします。

サニー助産院では以下のようなケアを行っています。

  • 張りやしこりへの対応:
    痛みを軽減し、スムーズな授乳をサポート
  • 母乳過多の調整:
    分泌が多すぎる場合に整え、トラブルを予防
  • セルフケアの指導:
    自宅でできるやさしいマッサージや搾乳の方法をアドバイス

専門家の手によるケアを受けることで、安心して母乳育児を続けられます。

少しでも違和感や不安を感じたら、早めに母乳外来へご相談ください。

母乳育児に関する相談

母乳外来では、授乳方法だけでなく、母乳育児に関する幅広い相談を受け付けています。

たとえば「乳首の痛みがつらい」「母乳が足りない気がする」などのお母さんの悩みに対し、丁寧に耳を傾けます。

さらに、産後の生活や育児全般に関するアドバイスもおこないます。必要に応じて、家族や地域の支援サービスといったサポート体制を確認することもあります。

「産科で相談しづらかったことを気軽に質問できる場所」として母乳外来を利用することで、お母さんは安心して母乳育児を続けられるようになります。

LINEで相談し放題

サニー助産院では、ご来院・訪問いただいたママからのご相談(LINE等)は、無料で随時受け付けております。

母乳以外の内容でももちろんかまいません。たとえば、離乳食の作り方や寝かしつけの仕方など、気になることはご連絡ください。

当院では、ママが気軽に相談できる助産院を目指しております。

助産師がお答えします

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母乳外来の受診の流れと準備

予約方法と受診の流れ

母乳外来の予約方法は、電話やウェブサイトからが一般的です。予約時には受診の目的や症状を簡単に伝えておくと、来院時にうまく対応してもらえます。

院長 岡田まどか

サニー助産院では、LINE(一番多い)・お電話・メールで受付しております。

受診のタイミングは、母乳トラブルが出たときや卒乳・断乳を考えているときなど状況に合わせて決めましょう。

当日は受付での手続きや問診から始まり、その後に授乳チェックや乳房の状態確認、必要に応じて施術やアドバイスとなります。

また、急な予定変更が必要になることもあります。

予約のキャンセルや変更ルールを事前に確認しておくことで、安心して受診が進められます。

院長 岡田まどか

サニー助産院では、当日の直前までキャンセル受付(無料)しております。

持ち物リストと注意点

母乳外来を受診するときには、必要な持ち物を準備しておくことが大切です。

たとえば、母乳パットや授乳しやすい服装、赤ちゃんの診察券、母子手帳などが基本です。

さらに、赤ちゃんの授乳リズムや体調に関する情報をまとめておくと、専門家に状況を正確に伝えることができます。

どのくらい母乳を飲んでいるか、どんな様子で眠っているかといった内容は、相談や指導の際に役立ちます。

持参するものは清潔に保ち、衛生面に配慮することも忘れないようにしましょう。

母乳外来の準備は施設ごとに多少異なりますが、事前に確認しておくことで安心して当日を迎えられます。

サニー助産院の母乳外来の服装について

サニー助産院にご来院の際は、服装はいつも通りでお越しください。

個室で施術をしますので、ご安心ください。

また、母乳外来(そのほか、産後ケアや母乳育児相談等も同じ)でご来院の際は、施設内・建物内に男性はおりません。

母乳外来を利用するタイミング

母乳外来(または訪問)を考えるとき、いつ相談すれば良いのかわからないママも多いと思います。たとえば、次のようなお悩みやトラブルを抱えられた際に、ご相談ください。

助産師がお答えします

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赤ちゃんの飲み方に不安があるとき

赤ちゃんが母乳を飲んでいる様子に不安を感じたら、それは母乳外来を利用する大切なサインです。

たとえば、体重の増え方がゆるやかで心配になったり、授乳中に落ち着きがなく「満足しているのかな」と思ったりすることがあります。

そんな時には、母乳外来で専門家に相談することで、授乳の姿勢や抱き方、母乳の流れを改善するヒントを得られます。

赤ちゃんが母乳をうまく吸えていないときは、保護器を使った方法を取り入れることもあります。

保護器とは

保護器とは、赤ちゃんが母乳をうまく吸えるようにするための器具です。

サニー助産院では、哺乳瓶の乳首(この場合は「ニュウシュ」と呼びます)を保護器として使っています。

保護器の使い方は、保護器をママのおっぱいに付けて赤ちゃんに母乳を吸わせます。

必要に応じてミルクの補足についてもアドバイスを受けられるため、「自分のやり方で大丈夫かな」という悩みを軽くすることができます。

母乳外来は、ちょっとした不安や「困ったな」と思うことでも気軽に相談できる場所です。母子ともに安心できる授乳の流れを整えるために活用しましょう。

乳腺炎の兆候を感じたとき

授乳中に乳腺炎の兆候を感じることがあれば、早めの受診が必要です。

代表的なサインは、痛みをともなうしこりや赤ちゃんに母乳を飲ませても解消しない張り、発熱や倦怠感などです。

乳腺の詰まりや炎症が進むと症状が増え、強く痛い状態に悪化することがあります。

母乳外来では、乳房の状態をチェックし、授乳方法やケア方法を指導してくれるため、症状を和らげながら再発予防にもつながります。

無理をせず、少しでも異常を感じたら早めに相談することで、重症化を防げます。

卒乳を考えているとき

「そろそろ卒乳を始めたいけれど、タイミングがわからない」という場合にも、母乳外来は心強い存在です。

赤ちゃんの発達や授乳リズムを見ながら、自然に進められる方法を提案してもらえます。

また、卒乳や断乳の際には、赤ちゃんの気持ちを支えることも大切です。母乳外来では赤ちゃんへの心理的サポートの方法も教えてもらえます。

さらに、卒乳のその後の母乳トラブルを避けるための搾乳方法や、母体のケアについても相談が可能です。

加えて、赤ちゃんの離乳食の進め方を含めたアドバイスが受けられるので、安心して次のステップに移行できます。

院長 岡田まどか

離乳食アドバイザー、食品衛生責任者の資格を持っておりますので、ご安心ください。

母乳外来に関するよくある質問

初めての受診はどのくらいかかる?

母乳外来を初めて受診するときは、時間の目安として約1時間ほどかかります。

この中には、授乳状況を確認するためのカウンセリングと乳房のチェック、必要なアドバイスが含まれます。

ほとんどの施設では1回ごとの受診に予約が必要です。特に産婦人科に併設されている母乳外来は混み合うことが多いため、早めに行く予定を立てておきましょう。

院長 岡田まどか

サニー助産院をご予約の際は、まずはご連絡ください。日程調整をいたします。

受診の時期に関しては、出産直後から卒乳・断乳を考えるときまで、幅広く利用できます。

来院した際には、自分の悩みや不安を率直に伝えることが大切です。

母乳以外のご相談も承りますので、遠慮なさらずにお話しください。

訪問(出張)サービスは利用できるのか?

サニー助産院の母乳外来では、訪問サービスもおこなっております。

とくに、外出が難しい産後すぐの時期には自宅に来てもらえるのは安心です。

ちなみに、母乳外来が可能なすべての施設で対応しているわけではないため、母乳外来をご希望の際は、事前に確認しておくことが必要です。

地域によって内容が異なることもあります。たとえば、授乳姿勢のチェックや母乳の量の確認、乳房のケア指導など、どこまで対応してもらえるかは場所によって違います。

訪問サービスを利用すれば、赤ちゃんと一緒に移動する負担を避けながら自宅で安心して相談できます。

セルフケアのアドバイスも合わせて受けられるため、日常の授乳を支える強い味方になります。

母乳外来の料金は?

母乳外来の料金設定は、施設ごとに異なります。事前に確認しておくと安心です。

サニー助産院では、わかりやすい一律料金を設定しています。

  • 初回:5,000円
  • 2回目以降:4,000円
  • ※訪問での母乳外来をご希望の場合は、別途交通費を頂戴いたします。

明確な料金・金額設定なので、初めての方も安心して母乳外来を受けていただけます。

母乳トラブルは早期解決が重要です

母乳外来を利用するメリット

専門家からのアドバイスを受けられる

母乳外来の大きな魅力は、専門家から直接アドバイスを受けられることです。

母乳育児に関して豊富な経験と専門知識を持つ助産師や場合によっては医師が対応し、授乳に関する細かな疑問にも応えてくれます。(サニー助産院は、助産師・看護師・保健師のみとなります)

たとえば、「母乳の量が少ない気がする」「赤ちゃんの体重が増えない」といった悩みに対して、授乳の工夫や生活リズムの整え方など、個別の相談に沿った具体的な指導を受けられます。

また、研究や臨床データをもとにしたアドバイスを聞けるのも大きなメリットです。

信頼できる情報に基づいた提案は安心感があり、母乳外来はママにとって心強いおすすめのサポート先といえます。

安心して母乳育児を続けられる

母乳外来を利用することで、授乳に関する不安を一人で抱え込む必要がなくなります。専門家や他のママたちと悩みを共有できる環境があるため、孤独感を和らげながら母乳育児を進めることができます。

院長助産師の岡田まどかは、産後ケアイベントサークル「NPOサニーベイビーズ」の理事長を務めています。月に1回、産後ママ同士でイベントを開催しております。

NPOサニーベイビーズとは?
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産後ママと赤ちゃん(1歳3ヶ月未満)を対象にした産後ケアサークルです。(登録無料)

産後ママの交流を目的に、産後ケアイベントを月1回開催しております。

「NPOサニーベイビーズ」について詳しく見る

さらに、母乳外来では定期的なフォローアップや、家庭やご家族に合わせた支援もおこなわれます。産後の生活に合わせて授乳を調整でき、ママと赤ちゃんの成長をしっかりサポートしてもらえます。

妊娠から出産、そして授乳へと続くプロセス(過程)は決して簡単なものではありませんが、母乳外来に相談できる体制があることで、ママは安心して育児を続けることができます。

院長 岡田まどか

サニー助産院をご利用いただいた後は、何度でもご相談可能です。母乳育児以外にも、気になることがあればいつでもLINE等でご連絡ださい。

オンライン母乳相談と対面型母乳外来の違いと選び方

近年、パソコンやスマートフォンを使ったオンライン母乳相談が広がっています。

授乳や乳房のトラブルに関して、移動せずに自宅から相談できるため、産後すぐや外出が難しいママにとっては大きなメリットです。

一方で、従来型の母乳外来(対面型)には、直接ケアを受けられる安心感があります。

オンライン母乳相談のメリット・デメリット

メリット
  • 自宅にいながら気軽に利用できる
  • 小さな赤ちゃんを連れて移動する負担がない
  • 相談時間を柔軟に調整しやすい
デメリット
  • 乳房のしこりや赤ちゃんの吸い付きなどを直接確認できない
  • 実際の授乳姿勢や母乳の流れをその場で調整してもらうことが難しい

オンライン相談は、主に「母乳量が足りているか」「授乳のリズムはこれでよいか」など、情報のやり取りが中心になる場面で活用しやすいです。

対面型母乳外来のメリット・デメリット

メリット
  • 乳房の状態を視診や触診で直接ケアできる
  • 赤ちゃんの体重や飲み方をその場で確認できる
  • 授乳姿勢を修正してもらえる
メリット
  • 施設に出向く必要がある
  • 予約や待ち時間が発生する

対面型は、乳腺炎の兆候や痛みなど身体的なトラブルがあるときにとくに有効です。

実際のケアをともなうことで、改善が早まることも期待できます。

選び方のポイント

どちらを選ぶかは、ママの状況や相談内容によって異なります。

授乳姿勢や母乳の流れを調整してほしい場合は対面型がおすすめです。

一方で、軽い悩みや情報収集であればオンライン母乳相談が便利です。

サニー助産院では、母乳外来での直接的なケアを重視しつつ、LINE等でのフォローもおこなっています。

院長 岡田まどか

サニー助産院をご利用いただいた後は、何度でもLINE等でご相談可能です。母乳育児以外にも、気になることがあればいつでもLINE等でご連絡ださい。

大切なのは、「今の自分に合ったサポート方法」を選び、無理なく安心して母乳育児を続けられる環境を整えることです。

助産師がお答えします

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母乳外来(母乳相談)の事例紹介

母乳外来(母乳相談)のご利用やご質問をいただいた方の事例・事例をご紹介します。

母乳外来におけるパートナーやご家族のサポート体制

母乳育児はママ一人だけで抱え込むものではなく、パートナーや家族の支えがあることでぐんと楽になります。

母乳外来を利用する際にも、家族の理解と協力は欠かせません。

パートナーの役割

授乳や母乳トラブルの相談はママ自身が中心になりますが、パパが隣で話を聞くだけでも安心感が生まれます

特に、断乳や卒乳を考えている時期は、赤ちゃんが不安定になりやすいため、パパが抱っこや寝かしつけを担当するだけでもママの負担は軽くなります。

院長 岡田まどか

パパやご家族(お母様など)が同席されることも多いです。ご都合がよろしい方は、ぜひご一緒にご来院ください。

また、母乳外来で聞いたアドバイスを一緒に理解しておくことで、家庭でのケアを共有しやすくなります。

たとえば「授乳のタイミングを調整する」「乳房のケアをサポートする」といった取り組みを夫婦で分担することで、母乳育児をスムーズに進めることができます。

祖父母の支援

祖父母の協力も、母乳育児を続ける大きな力になります。母乳外来で得た情報を祖父母とも共有し、昔の育児法と今の考え方の違いを理解してもらうことが大切です。

たえば「赤ちゃんが泣いたらすぐに母乳」ではなく、「授乳間隔を整える」といった最新のアドバイスを祖父母と一緒に学ぶことで、ママは安心して育児を進められます。

家族で受けるメリット

母乳外来にはママ一人で通うこともできますが、パートナーや家族が一緒に参加することでサポート体制がより強固になります。

母乳育児は赤ちゃんとママだけでなく、家族全体の生活リズムに関わるものです。

母乳外来を通じて得た知識やケア方法を家族で取り入れることで、ママが「一人で頑張らなければ」という気持ちから解放され、安心して母乳育児を続けることができます。

母乳トラブルは早期解決が重要です

母乳外来受診後のフォローアップと自宅でできるケア方法

母乳外来を受診したあとは、日常生活の中でのセルフケアがとても大切です。

受診で得たアドバイスをその場限りにせず、自宅で継続することで、母乳育児をより安心して進められます。

受診後のフォローアップ

母乳外来で専門家から受けた指導は、受診後にすぐ取り入れると効果的です。

たとえば、授乳のリズムを見直す、抱き方や姿勢を整える、乳房のマッサージを取り入れるなど、小さな改善の積み重ねが大きな結果につながります。

また、次回の受診までに出てきた疑問や気づきをメモしておくと、フォローアップの相談がスムーズになります。

母乳外来では一度の診察だけでなく、継続的に状況を見守ってもらえるのも安心です。

自宅でできるセルフケア

自宅では、以下のようなセルフケアが役立ちます。

  • 授乳の記録をつける:授乳の時間や回数、赤ちゃんの様子を書き留める
  • 乳房のセルフチェック:しこりや張りがないか毎日確認する
  • リラックスの時間を確保する:母乳分泌には心の落ち着きも影響する

これらのケアは無理なく取り入れられるもので、母子の健康を守る基本になります。

家族と一緒に取り組む

母乳外来で学んだことを家族に伝えて、日々のケアを一緒に実践するのもおすすめです。授乳のサポートや赤ちゃんのお世話を分担することで、ママが心身ともにリラックスできる時間を作れます。

受診後のフォローアップと自宅でのセルフケアを両立させることで、母乳育児はさらに楽しく、安心できるものになります。

まとめ:母乳外来はママと赤ちゃんの強い味方

母乳外来は、「母乳育児に悩んだとき、気軽に相談できる場所」です。

授乳姿勢や赤ちゃんの飲み方の確認、乳房の健康チェック、母乳分泌のケアなど、幅広いサポートを受けられます。

また、乳腺炎の兆候や卒乳・断乳の進め方など、家庭では解決が難しい悩みも専門家のアドバイスで安心につなげられます。

母乳外来は、ママと赤ちゃんが健やかに過ごすための生活のパートナーといえるでしょう。

さらに、オンライン相談や家族での受診といった新しい形のサポートも広がっており、自分に合った方法を選ぶことができます。

受診後は、自宅でのセルフケアや家族の協力を取り入れることで、母乳育児を無理なく続けることができます。

母乳外来を上手に活用することで、授乳に伴う不安や悩みを軽減し、赤ちゃんとの時間をより安心して楽しめるようになります。

サニー助産院では、助産師が一人ひとりの状況に寄り添い、安心して相談できる環境を整えています。

母乳育児で少しでも「困ったな」と思ったときは、どうぞ一人で抱え込まずに、専門家に相談してみてください。

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