【実例紹介】母乳相談:昨日から母乳をうまく吸ってくれずに困っている(栃木県・茨城県)

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こんにちは、サニー助産院院長の岡田まどかです。母乳をうまく吸ってくれないというお悩みの方からご連絡をいただきました。

今回の産後ママのご相談・お悩みは、次の3つです。

ママ

昨日から母乳をうまく吸ってくれずに、困っている。

今回の赤ちゃんの月齢は1ヶ月です。

それでは、母乳ケアの実例をご紹介します。

目次

母乳ケアの内容

①赤ちゃんの体重測定

赤ちゃんの体重測定をして、日増計算をしました。

日増計算では少し太り気味だったのですが、良好です。

理由は、もともと体重が不足している赤ちゃんだったので体重が増えている方が安心です。

日増計算とは?

日増(にちぞう)計算とは、赤ちゃんの成長具合を体重で評価することです。

日増計算でわかることは、2つです。

  • 体重が標準とおりに増えているかどうかの判断
  • 哺乳量(母乳やミルクの量)が足りている・多すぎるの判断

サニー助産院の体重計は医療用で、g単位で体重測定ができます。

赤ちゃんの体重と日増計算の結果を比較すれば、感覚に頼らずに母乳量やミルク量の調整ができるようになります。

②授乳状況の確認

赤ちゃんが寝てしまう直前でタイミングが悪かったため、細かな確認はできませんでした。

少し確認できた限りでは、ちゃんとおっぱいを吸えている状態でした。

③おっぱいマッサージ

射乳反射(しゃにゅうはんしゃ・おっぱいが出始めること)はありました。

しかし1分から2分程度、おっぱいを吸い続けないと射乳反射が起こらない状態でした。

赤ちゃんがミルクに慣れてしまうと、授乳が難しくなります。

  • ミルク:少し吸っただけで、ミルクが出る。(簡単に吸える)
  • 母乳:吸わないと、母乳が出ない。(吸うのが難しい)

赤ちゃんがこの感覚になってしまうと、母乳を嫌がるようになります。理由は、ミルクのように簡単に吸えないからです。

おっぱいマッサージをして、母乳の分泌(ぶんぴつ)促進をしました。

今後の方針

授乳方法

ママが授乳を希望されていましたので、授乳時に赤ちゃんが嫌がっていても母乳を吸わせ続けることにしました。

1分から2分の射乳反射を考えながら、赤ちゃんが嫌がっても授乳して、おっぱいに刺激を与え続けます。

刺激を与え続けて分泌(ぶんぴつ)を増やして、赤ちゃんがおっぱいを飲んでくれるように促します。

産後ケアの利用

産後ケアは、産後のママが使えるケアサービスです。

産後ケアサービスでは、産後のママに休息をとっていただくために、ママに代わって赤ちゃんのお世話をします。

産後ケアサービスは、各自治体(市役所や町役場のこと)の補助金・助成金が使えます。補助金・助成金を使えば、無料から数百円程度で産後ケアサービスをご利用できます。

産後ケアでは、母乳相談ができます。

低料金で母乳相談ができるので、補助金・助成金が使える場合はぜひご利用ください。

産後ドゥーラの利用

今回のご依頼者さまは、育児で忙しくて食事などの家事が後回しになってしまっていました。

母乳育児はママの健康や栄養がとても重要です。産後ドゥーラのご利用を検討いただき、契約だけ済ませました。

家事サポートが必要な場合は、産後ドゥーラもぜひご活用ください。

産後ドゥーラとは、産後のママやご家族を対象としたケアサポートです。

産後ドゥーラは、ドゥーラの資格認定者がご自宅に訪問してサポートします。ママの代わりに、赤ちゃんのお世話や家事をサポートし、ママには睡眠などの休息をとっていただきます。

産後ドゥーラのサポート内容はベビーシッターと似ていますが、違う点は赤ちゃん(1歳6ヶ月未満)に特化したベビーシッターです。

母乳相談(母乳外来)の費用と訪問エリア

母乳相談(母乳外来)の費用

サニー助産院の母乳相談(母乳外来)は、ご来院と訪問の両方が可能です。

  • 初診料:5,000円(訪問の場合は6,000円)
  • 交通費:訪問エリアによって、交通費が発生します。

お支払い方法は、当日お支払い(現金やクレジットカード、QRコード決済等)となります。金額は全て税込みです。

母乳相談(母乳外来)の訪問エリア

訪問エリアは、栃木県・茨城県・埼玉県です。

栃木県
小山市、栃木市、宇都宮市、足利市、佐野市、鹿沼市、
下野市、上三川町(河内郡)、壬生町(下都賀郡)、野木町(下都賀郡)、その他栃木県地域

茨城県
結城市、筑西市、桜川市、下妻市、古河市、境町、五霞町、八千代町、その他茨城県地域

埼玉県
幸手市、加須市、久喜市、杉戸町、宮代町、春日部市、その他埼玉県地域

※ケアメニューの内容によって異なります

サニー助産院のケアメニューを確認

事例紹介

母乳相談(母乳外来)のご利用やご質問をいただいた方の事例・事例をご紹介します。

母乳相談(母乳外来)のよくあるご質問

母乳相談(母乳外来)のよくあるご質問をまとめました。

乳房ケアとは何ですか?

乳房の確認・マッサージをします。
乳汁分泌の促進や乳腺炎へのケア、卒乳に向けたお手入れなどをおこないます。

母乳が出なくなりました。どのタイミングで相談したら良いですか?

母乳が出なくなった時点でご相談ください。
ケアの時期が早ければ早いほど、改善する可能性が高くなります。

当日予約可能ですか?

空きがあれば可能です。可能な限り、緊急時の乳房ケアも対応いたします。

このほか、サニー助産院でできる産後ケアの質問集を作っています。
ぜひご覧ください。

母乳育児で悩んでいる方へ

母乳ケアは、産後のママの状況や赤ちゃんの状況によって、アドバイスする内容が変わってきます。

お会いして状況が確認できれば、解決策を一緒に考えることができます。

母乳育児で悩んだら、まずはかかりつけの産婦人科や助産院にご相談ください。

母乳ケアは、対処が早ければ早いほど解決できる可能性が高くなります。

いつでもご相談をお待ちしております。

ひとりで悩んで疲れる前に

サニー助産院院長 岡田まどか
サニー助産院
院長 岡田まどか

〜資格〜
助産師/看護師/保健師/産後ドゥーラ/離乳食アドバイザー/食品衛生責任者 等

こんにちは、サニー助産院(栃木小山院)院長の岡田まどかです。

12年間の臨床助産師や母子保健コーディネーターとして、ママと赤ちゃんをサポートしてきました。

今は産後ケアや母乳ケア、産後ドゥーラでお手伝いしています。

☀️趣味:家庭菜園・旅行・食べ歩き 季節ごとに無農薬野菜を育てており、助産院のご飯にも使っています。

お気軽にご相談ください

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